くにたち郷土文化館の講堂で、「2012年ハグロトンボ調査隊 発表会」を行いました。

今年のハグロトンボ調査隊は6名が参加し、ハグロトンボの調査を行い結果を廊下に展示しました。
今日はその内容をトンボ博士の田口先生に見ていただきました。

発表会の最後に、大阪の「あくあぴあ芥川 ハグロトンボ調べ隊」のみなさんから頂いたビデオレターを鑑賞しました。
大阪のみなさま、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!

<まとめ>

今年のマーキング調査は、総マーク数515匹(10/7以降の補足調査を除く)となりました。

今年の発生のピークは8月中旬から9月初旬までで、最も多く捕獲されたのは8月12日の103匹でした。
特徴的だったのは、調査の前半(6~7月ごろ)は郷土文化館前の林の中にたくさんのハグロトンボが見られたのですが、後半(9月ごろ)になると全く見られなくなってしまったことです。

そこで、前半に林の中でマーキングしたトンボのその後を追跡調査したところ、ほとんどの個体が成熟して用水に移動していることがわかりました。
この調査により、羽化した後、未成熟な間は林の中で過ごし、成熟すると水辺に移動するというハグロトンボの生態を、
くにたちのハケと用水でも確認することができました。

今年のハグロトンボ調査隊の活動は、これで一区切りとなりますが、これからもハグロトンボを見守っていきたいと思います。

調査にご協力くださった地域のみなさま、本当にありがとうございました!

なお、「はぐろんを探せ!」の目撃情報はついに200件を超えました!
こちらは引き続き情報を募集しておりますので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。