くにたちデビューコンサートとは
国立市と国立音楽大学との間で包括連携協定が締結されたことを踏まえ、(公財)くにたち文化・スポーツ振興財団では、芸術環境創造事業における学校連携事業に位置づけたプログラムを実施しています。国立音楽大学の優れた若手演奏家による音楽活動の継続を、地域の卓越した芸術文化資源として、優れた芸術に触れる観客の裾野を広げていくために、公演運営や舞台技術の知見とプロフェッショナルな音楽家の創造性を共有しながら、ともに舞台を創り上げていく共創的な事業です。くにたち市民芸術小ホールでは、ひとりでも多くの方々に芸術の愉しさに触れていただき、次世代に受け継がれていくような試みを今後も行っていきたいと考えています。

坂本光太氏は東京藝大卒業後、同大学院、さらにベルリン音楽大学大学院を最高位の成績で修了という経歴を持ちながら、昨年度国立音楽大学で博士号を取得したチューバ奏者。現代音楽や実験音楽といった分野でも精力的に活動。また、2017年にくにたち市民芸術小ホールで開催した同シリーズvol.10「今ここに生まれる『表現』」金ヨハンさん作曲作品を演奏していただきました。

今回のデビューコンサートでは、一般的にはソロとして注目されることの少ない楽器Tubaにスポットをあて、新たな音楽の楽しみ方を提示。また、年代を追って聴き比べることで現代音楽にも興味を持つきっかけとなるようなプログラム。伴奏者に杉山萌嘉(ピアノ)さんを迎え、東京藝大と東京大学で学び、記譜と身体の関係性を巡る研究を行っている久保田翠さんに新曲を委嘱。本公演が初演となりました。

開催報告とアンケート

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https://kuzaidan.or.jp/hall/wp-content/uploads/sites/3/2022/11/開催報告【デビュー14】.pdf