くにたち郷土文化館 基本理念
郷土文化館は、「過去・現在・未来を結ぶ -多摩川が育んだ段丘(ハケ)とともに生きる私たち-」を運営の基本理念として、各種事業を展開しています。この理念は国連のSDGsに通ずるもので、今後もこの理念を尊重しつつ社会の要請や地域の変化を視野に入れた運営を推し進めます。そのため、主催事業は計画的に実施し、とりわけ専門職員としての学芸員はその専門性を高め、より地域に貢献する郷土文化館を目指します。また、ソーシャルキャピタルの観点から参画/協働型の運営を拡充し、収集、保存、調査研究、普及、展示等に市民力が発揮できる機会を確保します。

くにたち郷土文化館 運営概略
郷土文化館では、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに、生涯学習の機会促進」、目標11-ターゲット4「文化遺産及び自然遺産の保護、保全」、目標15-ターゲット5「生物多様性の保全、絶滅危惧種の保護」、目標17-ターゲット17「公的、民間、市民社会のパートナーシップ活性化」の達成に向けて、「過去・現在・未来を結ぶ」をメインテーマとし、有形・無形の地域文化遺産の継承、現世代への教育と未来社会への貢献を目指します。資料保存機関としての機能を生かしつつ、近代博物館の来館者重視の流れを受け、さまざまな企画展示及び企画事業を通じて、地域の人々の生涯学習の拠点としての資料の公開、及び普及活動を展開します。産官学連携での各種活動を展開し、教育の対象を来館者だけでなくアウトリーチとして学校も含めた市中に広げていきます。また、自然環境に恵まれた立地条件を活かし、生物多様性の保全を意識しながら自然系の事業を推進します。
