10月13日、ハグロトンボはほとんど見つからず、2匹確認されるのみでした。
10月17日に用水をまわると、ハグロトンボは確認できず、今年の発生は終了した模様です。
調査にご協力いただいた皆様には心より御礼申し上げます。
10月6日には、ハグロトンボ調査隊のまとめの会を行いました。
今年の標識数は283匹。例年より少ない結果となりましたが、
羽化したての成虫、繁殖、産卵、幼虫の発生などを観察し、
この場所で3年間安定して繁殖していることを確認しました。
ハグロトンボは6月中下旬から10月上中旬までのおよそ4ヶ月間成虫の活動を見ることができ、
その期間の中で、ハケの林を利用したり、用水の水草に産卵したりと生活の場所を変えて暮らしていることが分かりました。
付近の大きな緑地である城山や、矢川緑地ではハグロトンボはいるものの、
マークをしたトンボは見つかりませんでした。
調査地は1キロに満たない狭い範囲ですが、成虫はこの場所からあまり遠くへいっていないようです。
ハグロトンボの調査結果はくにたち郷土文化館にてポスター展示する予定です。
また、調査結果をもとに、今後も観察会などを実施していく予定です。