博物館実習は、学芸員資格(博物館の専門職になるための資格)を取得するための科目の1つです。
当館でも例年実習が行われており、今年は2大学から1名ずつ参加しています。
実習の一環で実習生にブログの記事を書いてもらったので、アップします。
記事は ①常設展示の紹介 と ②現在行われているミニ展示「戦後70年 くにたちと戦争」の紹介の2つです。
ぜひ、お読みください。
①常設展示の紹介
くにたち郷土文化館の常設展示では、国立市の歴史・文化について、原始から現代までの資料を展示しています。
当館のHPで簡単に紹介されていますが、ここでも少し紹介したいと思います。
くらしゾーンでは「人と人のつながり」をテーマに、「ムラの行事」と「イエの行事」を紹介しています。
今回はその中から、獅子頭を紹介します。
毎年9月に行われる谷保天満宮の例大祭の練習用として、現在も使用されています。
さて、この3匹の獅子は雄と雌の区別があるのですが、その見分け方はわかりますか?
実はちゃんと見分け方があります。
見分け方が気になる方は、くにたち郷土文化館に足を運んで、聞いてみてください。
気にならない方も、足を運んでみませんか?
②戦時下のくにたち
当館では、終戦から70年を迎える本年、ミニ戦争展を行っています。多くの日本の都市の例にもれず、くにたちにも戦争の経験がたしかにありました。
展示は、戦時中の国立市年表に始まり、写真パネル、軍用品、日用品などの実物をそろえています。
展示室内では、家族が出征した方の体験談を流しています。この方以外にも、当時くにたちにおられた2人の方の貴重な聞き取り記録を文章にして、展示しています。
くにたちでの戦争は教科書にはのっていません。そこでの戦争が、どのようなものであったのか、展示を通して触れてみませんか。