古民家利用案内(旧柳澤家住宅)
開 館 時 間 | 午前9時~午後5時 |
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休 館 日 |
毎月第2・第4木曜日(祝日の場合は開館し、翌日を休館) 12月29日~1月3日、別に国立市教育委員会が定める日 |
見 学 |
無料 ※団体での見学は前もってご連絡下さい。 |
使用の申請 | 郷土の伝統的な生活習慣、芸能、工芸等に関する体験で古民家を利用するときは、使用の一週間前までに、くにたち郷土文化館へ「古民家使用申請書」を提出してください。 |
問い合わせ | くにたち郷土文化館(TEL:042-576-0211) |
お 願 い |
古民家は国立市指定有形民俗文化財です。 使用にあたっては管理者の指示にしたがって下さい。 古民家及び敷地内は禁煙となっています。 また、物品の販売や宣伝行為は禁止しています。 ごみは出さずに持ち帰りましょう。 |
古民家の概要
この古民家は、江戸時代から使われていた農家を移築し、復元したものです。もとは、甲州街道沿いの青柳村(現国立市青柳)に建てられていたもので、当時としては典型的な家屋でした。江戸時代後期に建築されたものと思われます。
昭和60年10月に、所有者である柳澤勇一郎さんから国立市に寄贈され、それを機に古民家の復元事業がはじまりました。平成3年3月に城山公園の南側の田園地帯に移築し、建築当初の姿を復元しました。同年10月には国立市文化財に指定され、一般に公開されるようになりました。
間取りと使われ方
旧柳澤家は、建築されてから昭和56年に使われなくなるまでに、4回改築された痕跡があります。時代の流れと家族構成の変化に応じて、家を改造してきたことが分かります。
明治時代以降、養蚕が盛んになると、土間はもちろん、座敷・アガリハナまでも作業場となり、小屋裏では蚕を飼育するようになりました。また柳澤家は屋号を「たくあん屋」といい、明治から昭和初期にかけては養蚕とともに漬物業も営んでいました。
庭の再現
古民家のまわりには、当時の農家の様子が分かるように、さまざまな樹木が植えてあります。茶の木の生け垣を周囲にめぐらし、屋敷の南側には風よけと日よけのために白樫の高垣(カシグネ)を設けました。鬼門(北東)の方角には、魔よけのための槐の木を植えています。また、つるべ井戸もつくり、昔からの農家の庭を再現しました。
復元の足跡
昭和60年10月 | 柳澤勇一郎氏から国立市に寄贈される |
昭和60年11月 | 解体工事に着手する |
平成2年11月 | 古民家移築復元工事に着手する |
平成3年3月 | 復元工事が完了する |
平成3年10月16日 | 国立市古民家として一般公開する |
平成3年10月22日 | 国立市文化財の指定を受ける |
古民家の事業
谷保・青柳・石田など、各地域に古くから伝わる様々な伝統行事を再現し、年間を通して取り組んでいます。
みなさまのご参加をお待ちしています。
<主な年間事業>
- 繭玉飾り(1月)
- 節分(2月)
- 菱餅作り(2月)
- ひな人形飾り(2月~3月)
- 五月人形・鯉のぼり飾り(4月~5月)
- 十五夜だんご(9月)
※郷土文化館・古民家の開催行事などの案内については、 (公財)くにたち文化・スポーツ振興財団広報誌『オアシス』(偶数月発行)またはホームページをご覧ください。