[書名]くにたち郷土文化館 研究紀要 No.9
[発行]くにたち郷土文化館
[請求番号]10/P4
51頁,A4版
くにたち郷土文化館では、企画展示図録や年報、聞き取り記録等の書籍刊行事業を行っています。
その中で、国立の歴史・文化・自然や、博物館活動等についての調査・研究内容をまとめた『くにたち郷土文化館 研究紀要』は、1996年度にNo.1を刊行して以来、現在までに計8号を刊行しています。
昨年度郷土文化館では、研究紀要No.9を刊行致しました。今回はこの最新号の内容を簡単に紹介致します。
「五智如来の信仰」では、甲州街道沿いに残る五智如来と関連する民間信仰について、他の事例と合わせて紹介されています。
「国立大学町と旧野島家住宅」では、昨年市の登録有形文化財に登録された旧野島家住宅について、歴史的背景やイラストと合わせて紹介されています。
「国立市における崖線由来の湧水が育んできた水辺と生きもの」では、国立市南部の水環境と水生生物について、グラフや写真と合わせて紹介されています。
「〈資料紹介〉西野家旧蔵「多摩川絵図」」および「南方熊楠の書簡と甲野資料」では、当館が収蔵する資料について紹介されています。
研究紀要No.9に掲載されている論集は、いずれも当館職員および専門家等による調査・研究の成果です。今後も、研究紀要を含む書籍刊行事業を通じて、多くの人に新しい情報を発信することで、地域学習の一助となれるよう、日々努力していきたいと思っています。
【tatsu】