[書名]まなびある記 第4号‐2018年‐
[発行]国立まなびあるきの会
[請求番号]10/Y4
162頁,A4版

 旅行をしながら、史跡を巡ったり、郷土の祭りをみたり、はたまた地図を広げて地形を感じてみたり、「歩いて」「見て」知的好奇心を潤す人は多いと思います。しかし、これを学びとして、本にまとめようとなれば、ぐっとハードルがあがるのではないでしょうか?

 さて、今回紹介します「まなびある記」は、2012年に国立公民館で行われた学習講座をきっかけに発足された「国立まなびあるきの会」の会誌です。国立まなびあるきの会は、国立だけに留まらず、様々な地域を歩き、そこから得た学びをこの会誌にまとめています。
 本書では、主に会がこの2年間で行なってきた「学び・歩き」の記録がまとめられており、今回は、神田川や江戸城周辺の歩行記録と考察、そして当館発行の写真集「くにたち あの日、あの頃 ―写真に見るすこし昔のくにたち―」(2017発行)の編さんと座談会に協力いただいた時の事についてもまとめられています。写真集掲載の写真の中から、より細やかな解説や、写真集に掲載されていない国立の懐かしい写真についても触れており写真集を見た人にも必見の内容です。
 歩いて、学び、本にまとめ、またそこから新たな学びを見出す。そんな「まなびあるきの会」の皆さんの心意気にぜひ触れてみてください。

(jun)


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