[編集・発行]くにたち郷土文化館
[請求番号]10/P4
140頁,A4版

本田家は下谷保村の名主を勤め、医家でもあった国立市域屈指の名家であり、新選組の近藤勇や土方歳三とも縁が深いことでも知られています。その長い歴史を物語る本田家の主屋と薬医門、それらを含む土地と関連資料群が平成29年に国立市へ寄贈されました。
本書は、本田家16代目当主である本田咊夫(たかお)氏(昭和4年生)への聞き取り調査の内容をまとめたもので、本田家に伝わる歴代の事績だけではなく、いままで書き残されてこなかった戦前・戦後の本田家の様子や、人々との交流、村の様子など、本田家に残された写真を交えて収録しました。
モノも記憶も、それを大切に守り伝える人がいなくては、後世に残ることはありません。本書で語られる本田家の歴史は、本田家の人々が時代の流れの中で、真摯に家と向き合い、村と向き合ってきた証といえるのではないでしょうか。
【Jun】

→※本書は「くにたち郷土文化館」にて販売しています。


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